着物仕立て 塚本

洗い張りの留袖です。
蝶の素敵な刺繍があります。

｢洗い張り｣とは…
古いシミや汚れがあったり、サイズが合わなくなって仕立て直しをするのに、着物をほどいて洗うこと。
水で洗うことによって、糸穴や生地の縮みをなくし、生地に張りが出ることから着物をよみがえらせることが可能なのだそうです。

縫い跡がうっすらといくつかあるので、もう何度か仕立てなおしたのではないかと思われます。
紋もちょっと古い感じ。


何ヶ所か穴もあいていて、右衽にはかなり大きな穴が！
裏からハギレで補正してあります。


上裏もかなり黄色くなってしまっていて、年季を感じます。
代々受け継がれてきた、大切な着物なのか？
それともただ古着で見つけて、仕立てなおそうと思ったのか…？？
どっちにしても、ここまで着てもらえて着物は幸せだと思います！